今回は「AUDI A2のABSランプ点灯」です 走行中突然ABSが作動し、その後ABSランプが点灯します まずはテスターで診断します すると「Wheel Angle Sensor G202の電気的故障」と出ました 資料が全くない車の為、まずはネットで情報を集めます 調べてみるとご丁寧に、部品番号と簡単な説明と部品の写真が出てきました。
「 Querbeschleunigungssensor mit Drehratensensor.」 ↑これドイツ語です。
↓そして英語 「Transverse acceleration sensor with rotation rate sensor」
↓まだピンと来ないので日本語で 「横回転速度センサーと加速度センサーです」 要は 車が突然横方向に滑ったり 異常な加減速を感知するセンサーです
異常時にABSを作動させたり、アクセルをコントロールさせる為の物です ちなみにAUDI A2はアクセルワイヤーはありません 「フライバイワイヤー」 と呼ばれる方式で アクセル側にアクセルの踏み込み量を計るセンサーが付いていて アクセルの踏み込み量を電気に変換して その電気信号をエンジンのスロットルに伝える方式です ちなみに「Fly By Wire」を翻訳すると 「フライバイワイヤー」 そのままの文字が出てきました 調べてみると 元々は航空機技術からきている物だそうです
ではこの部品を探しましょー 資料が無いためあちこちバラしていきます そしてたどり着いたのがここ↓
シフトノブの前方です(これは助手席側から)
この2つです(加速度センサーと、横回転加速度センサー)
まずは定番の接触不良を疑ってみます カプラーを外すと
とてもピンが細いのがわかります エアバックによく使用されている物と同じくらいの細さです エアバックではこのピンが細いせいでよく接触不良を起こし エアバックランプが点灯してしまいます(他のメーカーでもよくあります)
これは接触不良の可能性大です まずはピンを清掃します 次にピンを少しだけ曲げます 以上です
ではテスト走行 走行すると距離で0kmから10km位で ABSランプが点灯するとの事です 念の為長距離の走行テストをおこないます
距離にして約150km程走りましたが
ABSランプ点灯せず
やはり接触不良が原因だったようです
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